待合室の癒しとして、さりげないです。
気づかない患者さまもいると思います。
でも、弱っている患者さんで「あ〜」って帰る人がいました。
「なんかいいわ〜」と帰る人もいます。
スタッフはプロフェッショナルとして厳しい環境で働き、見てホッとして帰ります。 タイムカード押す時に「これを見ながらホッとする」 といったり。。。
働きながらいい思いをさせてあげたいな、、、と、思っているので、 スタッフの癒し効果になっているのもいい、と感じます。
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くろさき医院院長、俊ちゃん先生
門間 :くろさき歯科医院は、普通イメージされる歯科より規模が大きいので、最初に、規模を教えてください。
黒崎:くろさき歯科は、曜日ごとの専門医を含めて、今、31人います。 それでも、今は予約が取りにくくなっていて、医院を増設中です。 最初は3人ではじめましたが、付いてくる患者さんがいて、今日の規模になりました。 医院長、ここでは俊ちゃん先生と呼ばせていただきますが、彼が信念を通して一つ一つ改革してきました。
虫歯科、歯周病科、補綴科、小児歯科、矯正歯科、といった専門医チームでの治療だけでなく、 栄養士さんもいれば、心理カウンセラーもいれば、、、、というグループで成り立っています。 綺麗になってもらうためにフェイスストレッチの先生も呼んでます。
参加者:へ〜!
黒崎: 今ではくろさき医院の独自の経営をみて、歯科医師がやり方教えてくださいと見学に集まってくるので、歯科医師向けのセミナーもします。
門間:治療と審美の垣根を超える、独自の経営をつくりあげた俊ちゃん先生の考えがとても印象的です。 画家の視点でみても実にクリエイティブだと感じます。
黒崎: 変わってると思います。なにしろ、、、【歯の治療でその人の人生を変えたい】これが、すべての軸になっています。 彼の野望です(笑)
門間:しかも、その軸にそった行動が徹底していると感じます。
黒崎:いいものをすぐ取り込んで試して、合うものだけ残るサイクルになっています。
門間:オーダーを通じて成功している経営者とお話すると、軸に沿った試行錯誤から成功を導き出しているのが、共通点です。
はじめこれがいいかもしれない、ダメだ、これがいいかもしれない、ダメだ、、、、のなかから(笑)
黒崎: そう、、、次から次へと(苦笑) 診療が日曜しか休みじゃないので、その時に俊ちゃん先生がセミナーなど色々回って新しいものを仕入れてくる。だからスタッフにとって恐怖の月曜日(苦笑) これを来月からやろうね、でなく、今読んで、今日からやろうね(笑)
門間:行動が早い!
明美さま 私はえ〜っ何〜って(苦笑)髪の毛が自分で逆立っていると思う時があるんですけど(苦笑)
しかも、内容も普通の歯科とぜんぜん違うこともあるのです。 新しく入ったスタッフがびっくりして本人は頑張りたいんだけど、体がついてこない、、、毎朝吐いちゃうとか 体に蕁麻疹ができちゃって、辞めていく、それくらい、厳しい現場です。 それを乗り越えた人が残っているので、、、、 選りすぐりのベテランスタッフが5人います。長い人は20年。
門間:会社でいうと、指示をしなくても動く管理職のような人が5人いるのですね
黒崎: 女子だから、主任とか役をつけると嫌がったりして役職はつけられないんですが、実体上はベテランスタッフが管理してます。
門間:優秀な人しか残らないスピード経営は、他より一歩抜け出る重要な要素と感じます。
また、「人生を変える歯科治療」という軸に合うスタッフが残り、そうでない人が去っていく、企業風土ができているもの素晴らしいです。
矯正症例:噛み合わせは治療の重要ポイント
門間:それでは、くろさき医院の成り立ちからお願いします。
黒崎: くろさき医院は大正13年から開業。 一世代から一人が医者になるかたちで、代々引き継がれて、俊ちゃん先生が、3代目になります。 彼は生まれた時から「俺は医者になる」、と、思って育っているので、何の迷いもなく、医者になりました。 元は埼玉の本庄でしたが、俊ちゃん先生の代で埼玉の南浦和で平成8年に開業して20年くらいになります。
門間;黒崎(明美)さんは、いつから医院の経営に関わっているのですか?
黒崎:南浦和で開業する前から関わっています。
門間:だから今に至る俊ちゃん先生の経営の軌跡にお詳しいのですね。プロセスを教えてください。
黒崎:開業して、最初は保険診療の普通の歯医者、をやっていました。 しかし、保険でできるつめもの、かぶせもの(補綴(ほてつ))は体に良くないのに気がつきました。 保険適用されている補綴がパラジュウムなのですが、アレルギーを起こす人がいるのです。 また子どもの補綴に使うアマルガムには水銀が入っています。 口の中って酸とかいろんなものを食べるので、補綴が溶けちゃうんですね。 長年の積み重ねで、解けた補綴に含まれる金属が、身体の関節にたまって節々が痛くなる原因になることがあります。 それに気づかない人を見続けるうちに、こういうのをやりたくないって、俊ちゃん先生は思うようになりました。
門間:一般的な保険診療から、独自の道に、どうやって変えていったのですか?
黒崎:最初は、補綴(ほてつ)をメタルという金属を使わないノンメタル治療(セラミック)に変えました。 保険でやるのがお得だけど、こういう風に体に悪さをするんだよ、と、説明していったのです。
すると、今度は外れてくる、壊れる、という問題にぶつかりました。 そこで、セミナーとかいろんなところに行って、原因を突き止めました。
門間:それがとても重要なポイントとお聞きしました。
黒崎:はい、そうです。今の治療の中心になる発見でした。 原因は噛み合わせでした!
門間 :噛み合わせを直すことが、【人生を変える】のに直結する重要な発見だったのですね。 次に、具体的に症例から教えてください。
◆◆◆噛み合わせは人生を変える 1◆◆◆
黒崎:このおじさんは、前歯が空いてるのが治療前。
門間 :治療後は、整形したように口周りがシュッとスッキリしていますね!
黒崎:一応、かっこよくなってます(笑) 実はこの人の前歯が空いてる原因は、深噛みでした。前歯に当たってたんで、どんどん前歯の間が広がっている状態なんです。
参加者;あ〜!!
門間:ということは、、、?
明美さま ;原因は前歯にないのですから、直してもまた壊れます。 だから、奥歯で噛むのが基本なので、奥歯から高さを変えていき、奥歯が噛めるように直しました。 それによって、顔の筋肉も変わってくるし、骨格にも影響してくるので、このようにかっこいい顔に変わるんです(笑)
参加者 (笑)
門間:顔が変わると人生も変わりますね!
噛み合わせを治すと姿勢も直る
門間:次の症例は歯の治療で姿勢が変わるのでしたね。
黒崎:はい、入れ歯を入れたいおばあちゃんなんですけど、噛み合わせがずれていました。 実は、噛み合わせがずれてると体も曲がってくるのです。 だから、合った入れ歯にするだけである程度まで姿勢がなおっちゃんです(笑)
門間 :噛み合わせって本当に大事なんですね!
黒崎; そうなんです、しかも、かみあわせって、髪の毛一本歯に挟まっても違和感があるのです。だから細かい調整をひとりひとりに合わせてやっていきます。
◆◆◆同じ治療を繰り返さない◆◆◆
対処療法でなく根本治療
門間:あと、もう一つ大事な治療方針があると聞きました。
黒崎:悪くなっている本当の原因を調べて根本的に治療することです。
門間:なるほど。さきほどの、噛み合わせを直すのも、本当の原因へのアプローチですね。
黒崎:お口の中が悪くなる原因っていうのが、虫歯だけじゃなくて、タバコを吸ったりとか、薬を飲んだりとか、病気だったりとか あと、栄養が足りないとか。 たとえば、お年寄りはともかくご飯と一つのおかずみたいな質素なひとが多く、栄養のあるもの食べましょう、とか 唾液はタンパク質でできてるのでタンパク質も食べるように、と。栄養士さんが栄養指導もしています。
門間:タンパク質っていうと具体的に?
黒崎:肉、魚、卵、大豆。
参加者:あ〜。
黒崎;歯茎も、元はタンパク質でできているので、歯茎が痩せたりとか歯周病の人は、歯周病の菌が原因でなくて、栄養不足が原因だったりします。 そういう人は栄養指導で解決します。
骨も臓器も細胞はどんどん入れ替わっていて、どんどん新しい自分になっていっているのですが、、、歯だけは入れ替わらないのです。 だから、若いときに対処療法して、今60代であわてて大金を積んで治して欲しいと駆け込んでくる人もいます。 入れ替わらないから、若いときのツケがあとあとやってくる。
今は入れ歯とかもありますが、化学物質なので、やはり自分の本当の歯が一番。 歯は特に大事にして欲しいと思います。
総合医療という考え方(仮)
黒崎: 結局、【歯の痛みは氷山の一角】です。 しかし、原因から突き詰める根本治療は時間とお金がかかります。 だから、お年寄りが多いのですが、途中でもう疲れた、、、とか、くじけることもあるので、元気なうちに直すのが一番です(笑)
門間:通う期間が2年とか。。。
参加者 :(笑)!!
黒崎;痛いのを治すのが歯医者と、思われていますが、うちが目指しているのは全体治療、人生を変える歯医者です。 そのためにこの体制を創り上げてきたので、能動的に行動してくれるひとにきてもらいたいと思っています。 俊ちゃん先生は、患者さまにもスタッフにも真剣に怒っちゃうくらい(笑)情熱をもって取り組んでいますから。。。。
門間:パートナーとして、ついてきてほしい、という感じですね
黒崎:そうですね!
門間:それでは、最初の流れを教えてください。 まず、診断するんでしたね。 他の歯医者ではやらない、身体のゆがみをミリ単位で計る検査をすると聞きました。
黒崎: 歯科の機械ではなく、整体などで使われている機械を取り入れています。 あちこちに勉強にいっているなかで、俊ちゃん先生がみつけました。
門間:200万くらいするそうです(笑)
参加者:!!
黒崎:買ったから明日振り込め、といわれて、びっくりしました(笑) この機械で測ると、こちら側にあなた何ミリズレてます、とか、こんな筋肉使いすぎています、というのが患者さんにもわかるし、こちらにもわかります。 普通に見えても結構歪んでたりする。まっすぐな人はなかなかいないのです。
門間:これが最初の診療でしたね。
黒崎:そうなんです、治療の前に診断をします。
参加者:こんなの見たことないです!
黒崎: そうです。まずは、検査しますか、しませんか、から。保険がきかないため検査だけでも3万円。 そこから大まかに歯の状態からお金と時間の見積もりをだします。全体治療なので、やるかやらないかの二択になります。 ひとつひとつ丁寧に説明して選択いただきますから、まずは安心してご相談いただきたいと思います。
門間;どうもありがとうございました。
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人生を変える歯科を目指す:くろさき歯科院長夫人黒崎明美さまインタビュー
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